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科学的で合理的な『仕事のパフォーマンスの上げ方』
睡眠を削り、ビジネス書を読み、時には接待や長時間の残業をこなす日もあるでしょう。
仕事に夢中になれるのは素晴らしいことです。
とはいえ、過度にストレスを溜め、コンビニ飯をかっ食らい、家族や仲間との時間もままならない。これが何ヶ月も続くようでは、本当によい仕事のパフォーマンスを発揮しているとは言えません。
いい仕事をするために飲んでいるそのエナジードリンク、
提案書を仕上げるために食べている夜食のチョコバー、
もしかしたらパフォーマンスの逆噴射になっているかもしれません。
また、自己啓発本を読む前に、目の前の『◯◯の壁』を取り払うことのほうがパフォーマンスには大きな影響を与えるかもしれません。
仕事のパフォーマンス、最大の敵は『◯◯の壁』だった!
結論から最初に書くと、『人間関係の壁』です。
つまり、「上司からの圧力」「部下からの突き上げ(尊敬されてないという思い込み、とか)」「同僚とのコミュニケーションがうまくいっていない」「彼氏・彼女が、、、」「家族との、、」
なんとなくですが、「彼氏彼女とうまく行っている時は仕事もうまくいく!」「仕事ができる人はなんだかモテる!」
という感覚はないですか?
つまり、まあ、そういうことのようです。これは定説になっていますね。
ビジネスマンのパフォーマンスに大きな影響をもたらす人間関係のストレス。
なくすことなんてできるのでしょうか?
ノンストレスのオアシスを探したら、ストレス耐性の話に行き着いた
ストレスのない社会など存在しません。(断言!)
どんな環境でも嫌な人合わない人もいるものですし、自分の成長のためにあえてストレスを求める、ということもあるでしょう。
ストレスも未来のためと思えば悪いことだけではないですよね。
悪い影響をあまり受けないように、いいとこ取りして適度にストレス管理をしたい!
これができれば、自分のパフォーマンスを自分で管理できるようになる!
最高だー!
では、どんなことをしていったらいいでしょう?
◯お酒を飲む?
◯ギャンブルする?
◯ホストクラブやキャバクラに通う?
むむむ、、、?
同じ刺激を受けても、ストレスになる人とストレスに感じない人もいます。
また、ストレスを感じた後も、それをうまく処理できる人と、処理しにくい人がいます。
ストレスは究極「自分が感じているもの」なので、他者からなんと言われようが、自分自身で解決するしかないのですが、、、。
性格はすぐには変えられないとして、ストレスに強い体を作ることはできるんです。
また、ストレスを生活の中から少しずつ取り除いていくこともできます。
今日からできるこんなこと。
1、マインドフルネス
山の中に行くことも出家することも必要ありません。
1日10分でも、目を閉じて他の物事から意識を遠ざける時間をとってみてはいかがでしょうか?
有名なところでは、GoogleやFacebookなどのシリコンバレー企業が就業時間内でマインドフルネスの時間をとっています。
これは、従業員への福利厚生のため、みたいな面も確かにありますが、企業としてその方が成績が上がったので業績のためにやっているということもあります。
科学的に認められた、業績を上げるための方法ということです。
やり方のひとつは(いろいろな方法があるようですが)、呼吸に集中するという方法です。
吐いた息が、上唇にあたっているなあ。擦った息が左の鼻の穴から中に入ってきているなあ。
本当に呼吸だけに集中できる時間は一瞬かもしれません。すぐに意識は他に移りそうになるのですが、他に移って、また戻して、それを繰り返すだけでも良い時間になります。
終わった後は、すっきりした自分に気づくことができるでしょう。
ストレスに強くなることも科学的に実証されています。
2、ヘルスマネジメント
働き方改革とは、『自分が高いパフォーマンスを発揮できるよう、また、イキイキと生きられるよう、環境を整える』ことだと考えています。
そう、『環境』によってあなたのパフォーマンスは大きく変化するのです。
ここで紹介したい環境の種類は以下です。
「睡眠」「食事」「家族関係」。
「一流の睡眠」
人生の1/3は寝ているので、その質は人生を大きく左右するでしょう。
有名なサッカーチーム、レアル・マドリードは『エリートスポーツスリープコーチ』を雇って睡眠を管理しています。
移動が多く、運動量も多く、疲労が蓄積しやすいサッカー選手は特に睡眠の質が求められます。
実際にパフォーマンスは劇的に変わることが実証されています。
これはスポーツ選手に限ったことではありません。
あなたもビジネスアスリートなのですから。
ご自身の睡眠を管理するにあたり、以下の点、気をつけてみてください。
◯真っ暗な部屋で寝る。
真っ暗だと寝られないという人がたまにいるようですが、フットライトや仄かな明かりだけにしてください。
◯寝具や寝る環境にこだわる。
温度湿度も大事です。室温が18度くらいが一番快適に寝られると言われています。暖房のかけすぎも良くないのです。
寝るのが遅くなることもあるでしょうが、起きる時間は揃えて欲しいです。ホルモンの分泌のリズムが崩さないことが大事です。
月曜日の朝に体調を崩すことになりがちです。
◯軽い運動。
体の疲れを取るには軽い運動を取ることが有用です。なにもせずにゴロゴロしていることは体の修復を遅らせることになります。
人間関係の見直し
ある実験では、集団で食べている集団と孤食の集団だと、消化吸収の良さが違うというものもあります。消化酵素もしっかりでてくるようです。
これは遺伝子から刻まれているものなのかもしれませんね。
一部では会社が従業員に対して、お昼ご飯を食べる場所を提供したり、食事の際に交流が生まれる仕組みを作って、仕事がスムーズに進む仕組みを作ったりしているところがあります。従業員同士の交流が会社全体のパフォーマンスに結びついていることが認識されつつあります。
個人としてはなかなか仕組みを作りにくいことはあると思いますが、打ち合わせをランチミーティングにしてみるとか、朝食ミーティングにしてみるとか、誰かを誘ってみてもいいかもしれません。
同じ釜の飯を食う。まではいかないかもしれませんが、一緒に食事をすることを見直してみてはいかがでしょうか?
家族や仲間との関係
家族関係も仕事のパフォーマンスに大きく影響します。
食事もできれば一緒にとれるといいですが、なかなか難しいこともありますよね。
家の食事でも、夜はどうしてもタイミングが合わないのであれば、朝は一緒に顔を見て食べるとか、休日は顔を合わせて食べるとか、工夫をしてみて欲しいです。
やりたいことをやるために、とはいえ、やりたいことってなんだろう?
20年くらい前は、仕事がうまく行っていても、家に帰りたくない人をよく見かけました。
帰宅恐怖というのか。家に帰っても居場所がない。話に入れないとか。そのうち全てが崩れてしまう。
本当に頑張って帰ってきても、ただいまと言っても返してくれない。いつからいたの?と言われていては幸せになれないのでは?
家族のために働く。夜も土日も関係なく、接待だのなんだの。
奥さんからしたら、「はいはい、ありがとね。私たちの今までの生活はどうなるの?」
子供の参観会にもいかない。子供が成人する頃にはバイバイとなってしまうことが多かったり。
今はかなり生活も変わってきたように感じます。
人間はもともとノマド。定着して暮らすこと自体が最近のこと。
今はハワイで遊びながらでもスマホで仕事ができる。
元の生活に戻っているとも言えるかと。
なんのためにという目的が、今は変わりつつある。それを捉えている人も多い。
今の新社会人みていると、割り切って仕事をしている人が多いと思う。
自分のやりたいことをするために、仕事をする。あまり仕事や会社に縛られきっていない肩も増えたように思います。
こんなタイミングなので、是非みなさんに覚えておいて欲しい言葉があります。
ウェルビーイングという考え方
病気でない、ではなく、
『良好な状態』を保つこと。
これをWHOではウェルビーイングと呼んでいます。
あなたのパフォーマンスを最大限に発揮していくために、ウェルビーイング。
ウェルビーイング実現のため、まずは環境から整えて行ってはいかがでしょう?という提案を今日はさせていただきました。
小さなことから少しづつ変えていくだけで、生活は明日の方が今日よりもどんどんよくなっていくと思います