生き方は人それぞれ。価値観、観ている世界も人それぞれ。
自己実現達成の土台となる、健康のサポートをしてきて33年目になります。
たくさんの方の人生を見てきて
「この方はほんとに頑張って生きてこられた、でも幸せだったのかな? 満足の人生だったのかな?」
「 最後に思った事は何だったんだろう?」
と感じることが何回もありました。
今世で何を大切にするか、何にワクワクするかは、もちろん自由です。
が、一度このことについて時間をとって 向き合ってみることがとても大事だと思います。
人生の最後に後悔とまではいかなくても「ああしとけば良かった、こうしとけば良かった」と思う方がいかに多いか、現実に体験してきました。
アメリカのアンケートでこのようなものがありました。『90歳の人生を振り返って、後悔している事はなんですか?』
これに対して、なんと90%の人が同じ答えだったそうです。
それは『もっと冒険しておけばよかった』このままの生き方を続けたら、90%の確率で後悔すると言うことです。
「明日死ぬかもよ」
「明日死んでも後悔しないためのノート」
ひすいこたろうさんのご著書です。自分と向き合う参考書としてお勧めです。
DIE WITH ZERO ー 人生が豊かになりすぎる究極のルールー
引用 ビル.パーキンス著 ダイヤモンド社
「アリとキリギリス」 イソップ寓話です。
暑い夏の間、アリはせっせと働き、キリギリスは楽しく遊んでいました。寒い冬になって、アリは蓄えた食料で生き延びます。キリギリスは 凍え死んでしまいます。
このお話は働くべき時と、遊ぶべき時があると言う事なのですが、では、アリはいつ遊ぶのでしょうか?
著者はこの本の中で、人生で1番大切な仕事は「思い出作り」だと明記しています。
人生最後の時に残るのは、思い出だけ。何も持っていけないからです。
死を目前にすると、先延ばしにしないで「 今やることだ」と思うのだそうです。
人生は無限には続きません。これは神様のみが知る、時間なのです。「明日死ぬかもよ」なのです。
「経済的に豊か」と「人生を豊かにする」
あなたはどちらが大事ですか?もちろん、両方豊かになったら、それは素晴らしいです。
が!! 私が33年見てきた、たくさんの方々の人生、残念ながらやはりどちらかに偏っていきます。家族のために心身を削ってお金を稼いでも、気がついたら、家族の心がバラバラ 。またはご自身の体が傾いている。そんな現実を目の当たりにしてきました。
誰にでも訪れる『人生最後の日』心が晴れやかに逝くために、どうしたら良いのでしょうか? 何を意識したら良いのでしょうか?
DIE WIHT ZEROより
ご本の中でパーキンス氏は
①今しかできないことに投資する
②ゼロで死ぬ
③お金の価値は歳とともに下がる
このことを理解した上で、人生の 限りある時間とエネルギーを、無駄にしないよう、生きているうちに出来る限り使い切る。そしてゼロで死ぬ。生き方を勧めています。
① について
経験の先延ばしをしない。(お金が貯まったら、時間に余裕ができたら、ets.)
人生は無限には続かないので、喜びの先延ばしをしないこと。これは人生を無駄にすることになるのだと言います。経験や喜びには旬があり、5歳の経験は5歳で。40歳の経験は 40歳で。今しかできないことに投資をすることが大切です。
お金にとらわれると、その時にしかできない経験を逃してしまいます。
『人生は経験の合計です』『経験の価値を知りなさい』と述べています。
何しろ最後に残るのは、経験に基づいた思い出だけなのです。
② について
お金を使いきれずに死んだら、貴重な時間を無駄に働いて過ごしたことになる。と言うのです。
例えば、時給2,000円の人が65歳で定年すると、退職金と 持ち家、資産で7,700万円手元にのこります。(アメリカの現状)85歳で亡くなったとして、それまでの生活費を引いて、1,300万円残る計算になるのでそうです! これを時給2,000円で割ると、 6,500時間。なんと、2年半以上無駄に働いた!と言う計算になります。
つまりもっと早く退職して、楽しく暮らせた貴重な時間を、無駄に働いて過ごした。と言うことになります。みんな、稼ぎ続けたい、もっと資産を増やしたいと言う欲求、誘惑が強いからだと言うことです。
③ について
先延ばしできる経験は少ない。どんな経験でも、いつか自分にとって人生最後のタイミングがやってくる。
例えば3歳の頃、ビニールプールで楽しんだ事は、50歳になって味わえる喜びではない。
家族との楽しい時間は、子供が成人してから味わうものとはまた違う。
常に、今、旬の喜び、今しかできないこと。お金はかかるが(または稼ぐ量は減るが)思い出の配当は馬鹿にならないと言っています。
満足、充実の人生のために
この本は9つのルールで人生を確実に豊かにする方法、を述べています。
「老後のために貯金をしたほうがいい」(老後って、いつ?)「何かあったときのために貯金は必要」(何かある事を目的としてしまいます。)と、刷り込まれてきた方が多いですが、限りある人生を無駄にしないため、豊かな人生を生きるために、お金を計画的に切り崩して行き、 死ぬときにはゼロにする。
この考え方は「なるほどな。」と今まで心の中にあった、もやもやが吹き飛びました。
資産は、45から60歳の間に切り崩し始めないと、死ぬときにゼロにならない!
残ったお金は、 使うことのなかった幸せ、楽しみの時間とイコールになります。
私が33年間見てきた方たちの、最後の思いが少しわかったような気がします。
人生最後の日、あなたの心は晴れていますか?
タイムスリップして、その日の思いを書いてみませんか?
そして今できることからチャレンジしていきましょう。
そのために健康は基本です。
『健康は全てではないけれど、健康を失うと全てを失う』本当です。
食と、睡眠と、運動 このバランスをとって、ワクワク 夢を実現していく生き方をお勧めします。