『食育の誤解』食育とは口に入れる物のことだけを言うのではありません。
またこのサイトでも紹介しているように、口に入れるものだけに気を遣ったところで、人の健康は維持できない、またイキイキと生活することはできないのです。
では、何を持って食育か?
以下、それをお話しさせてください。
Contents
子供の食育に何より大事なのは、◯◯と◯◯の関係
◯◯には何が入るでしょう?
正解は、お父さんとお母さん です。
小さな子供にとっては、お父さんとお母さんが世界の全てです。世界がうまく回っている=お父さんとお母さんが仲がいいこと。これが子供にとっては全て。
食育の基本となるところです。
希望の神様、絶望の神様
親が話す言葉や態度は、繰り返しますが、子供にとって世界の全てです。
「疲れた。。。」
「もう仕事に行きたくない!」
世界の全てがこんなことを話していたら子供は社会や大人をどう捉えるでしょうか?
「早く大人になりたい!」
「社会で活躍したい!」
と思えるような世界をつくりだしているのでしょうか?
子供にとって世界を作るのは、そう、現時点では紛れもなく、お父さんお母さんなのです。子供にとって輝かしい世界への希望を持たせることこそ、食育の始まりです。
とはいえ、お父さんお母さんも大変だよね お父さんお母さんの邪魔をする物、、。
拘束時間が長い、ストレスがたまる。
楽しい仕事ばかりではないでしょう。
『会社でも愛想よくして、家でもそんなに頑張れない!』
『子供と遊べる時間がない!』
その通りです。
でも、それは本当に仕事だけのせいでしょうか?
知らないうちに摂取している食品が、あなたのやる気を奪っているかもしれません。
イライラを増幅させ、人間関係の邪魔をしているかもしれません。
能力を発揮させないようにしているかもしれません。
現代人はある意味、薬漬けのような状態になっている可能性があります。
薬は至る所に。そして一見かわいいパッケージに潜んでいます。
薬漬けの程度の差こそあれ、かなりの人にあてはまることです。
そしてそのことにほとんどの人が気づいていません。
情報に無防備だとなすがままにやられてしまう
「ゲノム編集食品、遺伝子組み換え食品、食品添加物」
なんて言葉を聞いたことがありますか?
詳しくは別ページでお伝えしたいと思いますが、かつて日本人が食べていた食品よりもその質が落ちてしまっていることがわかっています。
例えば、ゲノム編集食品は、「人体に影響があるかどうか、まだわからないので、表示義務なし」としてこれらに私たち日本人は気づくことすらできません。
ゲノム編集食品の名前さえ知らなければ、その存在に気づかないまま多くを体に入れてしまっているのです!!
ゲノム編集牛(食肉部分が多く取れるように遺伝子操作をしていますが、表示義務はありません)
私は、「日本という国は国民の健康を守る気がない」と常々感じています。
国民の健康より、企業の成績の方が大事なように受け取られます。
そうでなければ、諸外国で禁止されている添加物が採用されたり、ゲノム編集食品が隠されて口に入れられたりすることを許すはずがありません!
あなたが親だったら、こんなことを子供にさせられますか?
本当に、自分の身は自分で守るしかありません。
そして知らないと、メタメタにやられてしまいます。
わかっている範囲だけでも、一部の添加物は体に有毒ということがはっきりしています。
これらの毒のせいでお父さんお母さんの疲れが増し、人間関係を悪くさせ、活動の効率を下げている可能性があります。
子供の食育は大事ですが、子供にとって一番大事なお父さんお母さんがまずは元気でなければ、それは実現できません。
お父さんお母さんも自分の身を自分で守ってほしい。
そして身を守るために必要なのは知識です。
知識を身につける。子供にも興味を持ってもらう。
過去のことはしょうがない。
これからどうやって知識を身につけていくか考えていきましょう。
私は、せっかくならお子さんと一緒に勉強してはどうかと思っています。(なかなかこれが、親の方が心配になってしまって大変なのですが笑)
子供は体が小さいので大人よりも食の影響が出るのが早い。
そして子供の頃の食生活がベースとなって根付いていきます。
大人になって、身についた食生活を一気に変えるのはなかなか難しいものです。
いつも疑問を持つことなく口にしているのです。それを変えるためにはまず食べているものに興味を持ってもらうことが大事だと考えています。
子供が自分の食べるものに興味を持ってもらうために。例えばこんなこと。
食事作りにお子さんも誘ってみてはいかがでしょうか?
切ったり炒めたり煮たり。お米を研いでもらったり。
指切ったら痛いというのも学ぶこと。これは親としても思い切ってやらせてみるのです。(なかなか踏み出すのに覚悟がいるとは思いますが)
包丁を使うのは2歳の子でもできるのです。
KIDS IN THE KITCHEN という活動では、豆腐を切ってもらっています。
手のひらに乗せた豆腐を切るときに、びくつくのは2歳の子も中学生の子も一緒です。(だから早いうちにやらせてもいいと思っています)
包丁は引くと切れると教えると、すごく慎重に包丁を下ろして、そーっと上げる。すると包丁を持ち上げる顔がぱっと明るくなる。「切れたー!」となるんです。
役割を作ること
一歳の子でも、お茶碗を運ぶ、お箸を運ぶ。いろんなことができます。
「たすかったよ」の一言、で自己重要感をあげていくことも食育です。
包丁で豆腐を切る、コメを研ぐ、そんな体験から食に興味を持つ。こだわりを持てる。
すると、面白くなってきます。
性別を問わず、体験の中から料理屋食事に興味を持っていくようになります。
これも立派な食育ですね?
お料理ができるまで
お料理を作って食卓で食べるまでを知る。と言うのは人生の中で大きな意味を持ちます。
余裕があれば一緒にミニトマトを育てたり、(パパと趣味が合えば)魚を釣って捌いてみたりできるといいですね。
魚はスーパーに切り身で並んでいると思っている子もいます。
水をやらなくて枯らせてしまった。と言うのも体験。
マッチで火をつけたり(マッチを使えない大学生はいっぱい)、ご飯を炊いたり。
大根の頭を切ったものを水につけておくだけでも面白いものがみられるでしょう。なんでも子供の体験になるのです。
ぜひ体験を制限せずに、与えてあげる親になってもらえればと思います。
食べているものは、タネを撒いた人、水をあげた人、収穫した人、運んだ人、、、料理を作ってくれる人、たくさんの人がいることを自然と理解できるようになるでしょう。
自分の体は食べたものでできています。食べるものに興味を持つ。それは自分への興味を持つこととも繋がります。
体験が興味を作り、そして子供自身をつくっていきます。
子供がわかっても親がわからないことがある。
子供と父親がわかっていても、母親がそれを止めてしまうこともあります。
冒険をさせないようにさせたがる。散らかしたり、危ないことをした時に、
(なかなか難しいですが)ギリギリまで見守ってあげられる心の余裕を持ちたいですね。
『これは子供の成長のため、、、!』
歯を食いしばって見守る必要があるかもしれません。
知識は大事。でもそれだけでは。
口で言ったことは流れる。
体験したこと、実際にみたことが身になっていく。
休みの日しか見ることができない疲れているお父さんは、子供の中の父親像として固定されます。
本読みなさいとか、勉強しなさいとかいったところで子供が聞くでしょうか?
まずは、お父さんが食事をつくってみるのはいかがでしょうか?
お父さんすごい!尊敬の目を向けられるのです。
お母さんも、今日はお米研ぎを(大変でしょうが、楽しい作業ですので)お願いしてみてもいいかもしれません。
まとめ
私は、自分の子供たちが甘えたいときに十分に甘えさせてあげられなかったと思い返す時があります。
子供たちももう大きいですが、今になって優先順位がわかった気になるのです。
また仕事柄か、たくさんの人の人生を見てきました。
仕事に一生懸命で、家族との時間をほとんど取らないお父さんは、大概退職後に奥さんと子供に愛想を尽かされて一緒に暮らすことができませんでした。
「家族のために」と思ってきた仕事は報われないかもしれません。
「一緒の時間を過ごすために結婚したのに」一緒に過ごすことができない時間のうちに奥さんや子供は独立の準備をしているかもしれません。
そんな人生をたくさん見てきました。
一生の価値観を決める一番大事な食育
繰り返しになりますが、一生の価値観、物の見方が全て子供時代にでき、それに大きな影響を与えるのは、お父さんお母さん。
そして二人が仲がいいことです。
幸せだなあ といって暮らしているのが食育の基本。
親自身が「つくろう」といってつくった家族。
その家族を作るのはそれなりの責任があると思います。
しっかり子供に向き合ってほしいです。
そして、子供に向き合うときには自分も大事にしてください。
身を守る知識を身につけてください。
全てがうまく行っている家庭ばかりではありません。
それでも少しずつ前に進むことです。
まずは大根の頭を水につけておくことから始めてみても、いいかもしれませんね。