本当は怖い?味方?食品添加物って何?
食品衛生法では、食品の製造過程で、または食品の加工や保存の目的で食品に添加する物。と定義されています。
厚生労働省は、安全性について食品安全委員会による評価を受け、使用を認めています。安全の確保に努めています。ー厚生労働省HPーより
つまり、ひとつひとつ単品仕様については、厚生労働大臣が安全性を認めています。(おわかりのように、複合して摂った場合は未知です。)
食品添加物と聞くと、何をイメージしますか?
「怖い」「アレルギー」「仕方ない」「なんでいまさら」皆さんいろいろです。
食品添加物は、加工、味付け、保存などに使う調味料、保存料など製造の過程で必要な物と、着色、食感、香りなど、買ってもらう為に使う物(必ずしも必要でない)もあります。
1カ月前に揚げた天ぷら、食べたことありますか?
天ぷらと同じ様に油で揚げたスナック菓子は、なぜ食べられるのでしょうか?
袋づめされているからですか? 天ぷらを袋づめして、1カ月置いたらどうなるでしょうか?
なぜ、スナック菓子はカビない、腐らない、パリパリのままなのでしょうか?
なぜ、清涼飲料水は腐らないのでしょうか?(水は動かさずに置いておくと、腐ります。)
酸化防止剤、防腐剤など化学薬品(添加物)のおかげなんです。
この化学添加物、一つ一つは国が安全性を認めています。
が、!!複合して体の中に入ったらどうなるかはわからないのです。
日本で使われている、約1500種類(世界一です!)の組み合わせは、天文学的な数になります。もちろん、人ですべてを実験することもできません。
添加物の怖さ
食品添加物は1947年、食品衛生法が制定され、安全が確認された物を指定し使用が始まりました。60種類でした。
1955年、1957年に起こった森永ヒ素ミルク中毒事件によって、食品衛生法が見直され化学合成された物(石油から)は指定したもの以外には添加できないことになりました。
そしてその数はぐんぐん増え、天然香料なども入れると約1500種類!が認められています。
豆腐を作るときのにがり(海水から)、水に炭酸を注入しても添加物。
日本酒の原酒に後味をすっきりするように、天然で作った焼酎を混ぜても添加物。
黒豆を柔らかく煮るために入れる重曹も添加物ですので、添加物全てが悪と言う事ではありません。
また、「合成着色料、合成保存料は一切使用しておりません。」と言う但し書きで安心できるか、と言うと、なんと!
『そこに記載していない合成着色料、合成保存料以外は添加物を使用しています』となります。!!!!
パリパリでしっとりの食感は本当においしいですね。
この食感を作るには、自然ではない化学添加物が必要となります。いつまでもパリッとしている。いい香りがする。など、自然なものに近づけて、どんな味も、どんな匂いも、どんな食感も、化学添加物(石油から)で作れると言うことです。石油は人間は消化吸収できないので、ミネラルなどたくさん使って解毒し、体の外に排泄しなければなりません。肝臓がフル稼働しています。
肝臓はオーバーワークです。
サインは疲れやすい、肌に吹き出物、足のむくみ、お腹が張る、など。
このようなことを知って選ぶ。今世やりたいことをやる、健康を維持するためにとても大切なことです。
なんでも怖い。なんでもダメ。
または、気にしてもしょうがないから考えない。
どちらも自分の人生を大切にする生き方とは言えません。
添加物って、たとえばどんなもの?
・みりん
「本みりん」は、もち米、米麹、アルコールを使用し、長期間じっくり糖化、熟成して作られます。
アルコール分が13.5〜14.4%含まれているため、酒類となり、酒税がかかっています。(酒として飲めます)
「みりん風調味料」は、ブドウ糖や水飴などの糖類、米、米米麹、うまみ調味料、香料(添加物)などを短期間で調合して作ります。つまり、添加物で味を作っています。
もちろんこちらが安い。
・甘味料
「異性化糖」主に、とうもろこしを酵素かアルカリによって、異性化した果糖とブドウ糖を主成分とする糖をいう。=果糖ブドウ糖液糖 もちろん安い。
「合成甘味料」地球上に存在しない成分を人工的に作り出したものもの。
全てが人工的ということで、危険性を指摘されています。
合成甘味料はカロリーゼロと言うことで、ダイエット飲料をはじめ、アイスクリーム、ヨーグルト、調味料などに添加されています。
体に害を及ぼす物として、味覚障害、糖尿病、肥満、うつ病を引き起こすと言う研究結果が世界中で後をたちません。
アメリカでは、肥満、糖尿病の原因となると言う理由で、異性化頭の使用禁止活動が広がっています。
日本は他の国より砂糖の摂取量が少ない割に、異性化糖の摂取量が多い。しかも全く問題視されていません!!
特に炭酸飲料などの飲み物は、ラベルをよく見て、原料がシンプルなものを選ぶと良いです。
これらはほんの一例です。一つづつ書ききれません。何しろ、世界一の使用量なんです!
でもゼロにはできませんよね
宮﨑からの提案
そうですね。まず、問題意識を持ってください。そして、正しい知識を持って、選べるものはなるべく選ぶ。
体に入れてしまったデメリットのある物は、解毒して体の外へ排出することが、とても大事です。解毒に必要なミネラル、排泄に必要な食物繊維を毎日しっかり食べましょう。
難しく考えなくても、旬の物を取り入れた和食を食べると、バランスが整います。
バロメーターは、毎日いいうんちがでること。便秘は最悪です。
料理を作る人は、その料理を食べる人の命を作っています。
「健康は全てでは無いけれど、健康を失うと全てを失います。」
そして、健康は知性です。
直接口に入る添加物について、ご家族で興味を持って話題にしていくと良いですね。
一生食べていくものですから、正しい知識があるのとないのでは、人生が全く変わります。