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健康長寿は伸ばせるか?

死因の第一位はがん

日本人 の死因の第一位はがん(37万6,392人、 2019年厚労省) 全死因の1/3を占めます!
日本人は一生のうちに、2人に1人は何らかのがんにかかると言われています 。
がんはうつる病気ではありません(一部はウィルス感染が背景にある場合もあります) 生活習慣の中で作っていく病気です。
人生百歳時代と言われている、超高齢社会の日本では、がんに対する予防、治療が健康長寿を全うするためにとても大切なこととなっています。

最新のがん治療【がん免疫治療、光免疫療法、蛍光ガイド手術】

がんは遺伝子(細胞の設計図)が傷つくことにより起こる病気です。タバコや食品添加物などの発がん物質、カロリーオーバー、ストレス、運動不足、紫外線、などによります。

従来のがんの治療には
1 手術
2 化学療法
3 放射線治療
がありますが、全く新しい治療法として、がん免疫治療』が本庶佑京大特別教授により発見されました。(2018年 ノーベル生理学.医学賞受賞)

がんは毎日約5000個できていると言われています。免疫細胞がこれをやっつけています。がんは、やっつけられないように、免疫細胞に「がんを攻撃するな!」と言う信号をだしています。 免疫細胞のPD-1(免疫のブレーキ作用) が働くと攻撃を止めてしまいます。
そこで、PDー1が働かないようにすることで、免疫が、がん細胞を攻撃するようにして治療する。という、まったく新しいがん治療薬の 免疫チェックポイント阻害剤『オプジーボ』が開発されました。

また、
小林久隆氏(アメリカ国立がん研究所主任研究員)の近赤外光による光免疫療法』など新しい免疫治療法が研究されています。
分子標的薬といって、がん細胞のみを攻撃し、正常な細胞へのダメージが少ない、近赤外線(人体には無害)を使って 分子標的薬がついたがん細胞だけに免疫を働かせる療法です。

そして『蛍光ガイド手術』は、蛍光物質を投与し、肉眼ではわからないがんや機能を光らせて、手術中にリアルタイムに可視化ができるので、手術を高精度で安全に行うことができます。(2018年1月 日本蛍光ガイド手術研究会が立ち上がった) これからの外科領域のスタンダードとなると期待されています。

2035年にがんは制圧される?

ここまで読まれて何を感じられましたか?
現代は「がんにおける、ペニシリンの発見とも言える時期にいる」と言われています。
20世紀はペニシリン( 抗生物質)の発見により感染症に対する治療が確立しました。21世紀はがんを制圧する世紀となるのでしょう。

しかし、はじめに申し上げたように、がんはうつる病気ではなく、生活習慣で作っていく病気です(例外もあります)
がんになっても、良い治療法があるから大丈夫、と言えるでしょうか?

いえいえ、大きな問題が2つあります
1、医療費の増大
2019年医療費は43.6兆円!毎年約1兆円ずつ増え続けています。 これでは将来を担う子供たちに負の財産を残していくことになります。
このままいくと2025年にはなんと、54兆円を超えると国は試算しています!
2、 効果には個人差(免疫力の差)が大きく関わる
どんな治療法でも個人によって、副反応が強かったり、経過が良かったり。大きな差が出ます。
20歳を過ぎると、胸腺が萎縮していき、T細胞を作る 働きは40歳代でなんと。新生児期の100分の1以下に低下すると言われています。
ですので歳をとっていくと免疫力は落ちていってしまいます。
免疫は老化と大きく関わっているのです
ですので、『歳を重ねること= 老化』となっては、全く長寿から離れて行くことになります。
日本人の平均寿命は、男性81.25歳、女性87.32歳(2019年7月厚労省)
健康上の問題で生活を制限されることなく過ごせる期間を示す健康寿命との差は男性8.84年、女性12.35年です。(2016年厚労省)
国は、何とかこの健康寿命を伸ばそうとしていますが、過去12年間このギャップは埋まっていないのが現状です。
私たちが、日々の生活習慣を見直し、治療から予防へ。そして、先制医療へと意識を変えていくことが必要となっています。 私たちの行動が鍵を握っています。

『自分らしくない死』の予防

体の機能は、無意識に暮らしていると、年とともに落ちていきます。
免疫も胸腺の萎縮により落ちていきます。

百歳時代、さあ、どおしますか?
「元気に生きて、惜しまれて死ぬ」「いかに美しく死ぬか」
この世を去る時、後悔をしないために、『食』『運動』『休養(睡眠)』のバランスと、『社会参加(生きがいを持って生きる)』の情報と、毎日の生活で、実践することが必須です。
生活習慣を整えると、免疫も維持することができます。60代で70代に見える方と、 若々しくて、50代に見える方がいます。 見た目と体内年齢(健康度)は比例しているとの研究結果があります。
「まあ〜いいか。」「知らなかった。」のいく先は、、、。
充実した、自分らしい人生をカスタマイズしていきたいですね。

『健康は全てではないけれど、健康を失うと全てを失う』どんな治療法ができてもです。
一度、ご家族とご自分のために、 ご自身の価値観、生活習慣と向き合ってみることをお勧めします。

私たちと子供たちに、自由で、夢と希望がいっぱいな未来が待っていますように!
今できることをしていきましょう。

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